こんにちは!2歳の娘を溺愛する30代、攻略パパです。
「都会での子育て、車がないと不便…」「カーシェアやタクシーのたびに、チャイルドシートの付け外しが大変!」
こんな悩みを抱えていませんか?僕も最初は、車を持たない都市部での子育てに、大きな不安を感じていました。特に新生児の時期は、タクシーを呼ぶたびに「この子を安全に、素早く車に乗せられるか?」とドキドキしたものです。
でも、安心してください。この記事を読めば、そんなあなたの悩みを解決し、車なしでも家族とのお出かけが最高に楽しくなる「究極のやることリスト」が手に入ります。
この記事では、英国発のベビー用品ブランドJoie(ジョイー)のベビーシート「Gemm(ジェム)」を1年以上、徹底的に使い倒した僕が、そのリアルな実力を余すところなく解説します!
Joie Gemmはただのシートじゃない!「移動」を科学したエコシステムだった
「チャイルドシートって、どれも大きくて重くて、車に付けっぱなしが前提でしょ?」
そう思っているあなたにこそ、このGemm(ジェム)を知ってほしいです。僕も最初は半信半疑でしたが、これは単なるチャイルドシートではなく、「赤ちゃんとのお出かけ」全体を快適にするための、一つの完成されたシステムなんです。
赤ちゃんの快適性を追求した「Cカーブ」設計
まず驚いたのが、新生児の体に優しくフィットする「Cカーブ」形状です。まるでママのお腹の中にいた時のような安心感があるのか、我が家の娘もGemmに乗せるとスヤスヤとよく眠ってくれました。移動中の赤ちゃんの機嫌が良いというのは、親にとって何より嬉しいことですよね。
約3.8kgの軽さが、お出かけの自由を生む
そして、Gemm最大の魅力がその軽さ!本体重量は約3.8kgと、一般的な回転式チャイルドシート(10kg~15kg)と比べると圧倒的に軽いんです。この軽さこそが、カーシェアやタクシーを頻繁に利用する僕たちのような「車を持たない家族」にとって、何にも代えがたい価値がありました。
かゆい所に手が届く、親目線の機能たち
その他にも、
- 人間工学に基づいた持ちやすいグリップ
- 撥水加工&UPF50+の大きな幌(ほろ)
- 汚れてもすぐに洗えるインナークッション
といった、地味ながらも非常に助かる機能が満載。急な雨や強い日差し、ミルクの吐き戻しといった「育児あるある」に、しっかり対応してくれる頼もしい相棒です。
【徹底比較】Gemm、i-Gemm3、i-Snug2…結局どれを選べばいいの?
「Joieのベビーシート、名前が似ていて違いが分からない!」
そうなんです。僕も最初は混乱しました。ここでは、あなたの家族にピッタリのモデルが見つかるよう、攻略パパが違いを分かりやすく解説します。
実は、これらのモデルの最大の違いは「安全基準」にあります。
- Gemm(ジェム): 従来の安全基準「ECE R44/04」に適合。基本性能を抑えた、最も手頃なモデルです。
- i-Gemm3(アイ-ジェム3) / i-Snug2(アイ-スナグ2): より厳しい最新の安全基準「R129(i-Size)」に適合。側面衝突テストが義務付けられるなど、安全性が向上しています。
正直なところ、新しい親としては「より安全な方がいい」と感じますよね。僕も妻と相談し、「安心への投資」として、最新のR129基準に適合したモデルを選ぶことにしました。これは価格差以上の価値がある、と今でも感じています。
あなたの予算と、安全への考え方に合わせて最適なモデルを選んでみてください。
モデル名 | 安全基準 | 本体重量(約) | 使用対象 | 主な特徴 | 参考価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
Gemm | ECE R44/04 | 3.9kg | 新生児~13kg(1歳半頃) | 基本機能、撥水UPF50+幌、洗えるクッション | 15,800円~ |
i-Gemm3 | ECE R129 | 3.5kg~4.7kg | 身長40~85cm、体重13kg以下 | Tri-Protect™ヘッドレスト、R129適合の安全性 | 30,580円~ |
i-Snug2 | ECE R129 | 3.6kg | 身長40~75cm、体重13kg以下 | 軽量コンパクト、R129適合 | 41,480円(ベースセット)~ |
注:重量や価格は販売店や時期によって変動します。
【リアル体験談】Gemmと過ごした、車なし育児の1年間
ここからは、僕が実際にGemmを1年間使ってみて感じた、リアルなメリット・デメリットをお伝えします。
カーシェアでも実力発揮!シートベルト固定のリアル
我が家では、カーシェアを利用する際も、タクシーに乗る際も、すべてシートベルトでGemmを固定していました。

もちろん、別売りの専用ベース「i-Base」を使えばワンタッチで装着できるので、利便性は格段に上がると思います。しかし我が家では、毎回ベースを持ち運ぶ手間やコストを考え、あえて導入しませんでした。
正直、毎回シートベルトを通すのは少し手間ですが、慣れれば2〜3分もあればしっかり固定できます。何より、どんな車にも対応できる汎用性の高さが、シートベルト固定の最大のメリットだと感じましたね。
眠ったまま移動は可能?「トラベルシステム」という選択肢
Joieの対応ベビーカーがあれば、Gemmをドッキングさせて「トラベルシステム」として使えるそうです。眠った赤ちゃんを起こさずに車からベビーカーへ移動できるなんて、本当に魅力的ですよね。
ただ、我が家のベビーカーはスゴカルminimoだったので、残念ながらドッキングには非対応。このトラベルシステムの恩恵は受けられませんでした。
それでも、車から家まで、家から車まで、娘をベビーキャリーとして運べるだけで十分すぎるほど便利でした。車で寝てしまっても、そのまま家に連れて帰り、そっと布団に下ろすことができる。これだけでも、Gemmを選ぶ価値はあったと断言できます!
究極の選択!携帯性のGemmか、利便性の回転式か?
「でも、やっぱり回転しないのは不便じゃない?」
その疑問、よく分かります。ここでは、そのトレードオフと、実際に使って分かった弱点について、正直にお話しします。
乗せ降ろしの厄介さという現実
確かに、シートを車に固定したままだと、回転しないGemmは乗せ降ろしが少し大変です。しかし、車を持たない僕たちは、家の中で赤ちゃんをシートに乗せてから車に運ぶのが基本スタイル。この使い方なら、乗せ降ろしの不便さは全く感じませんでした。
「軽量」が「重荷」に変わる時
これは正直にお伝えすべき点です。新生児の頃は余裕で運べたGemmも、娘が成長して体重が9kgを超えたあたりから、正直「重いな…」と感じるようになりました。ベビーキャリーとして快適に使えるのは、生後6~8ヶ月頃まで、というのが僕のリアルな感想です。
【盲点】夏の背中汗問題との静かなる戦い
そして、使ってみて分かった最大の盲点が、熱のこもりやすさでした。特に夏の暑い日、車から降ろすと娘の背中が汗でびっしょり…なんてことが何度もあり、これは本当に悩みました。構造上、仕方ないのかもしれませんが、通気性は少し気になりましたね。
我が家では、市販のチャイルドシート用クールシートを導入し、背中部分に保冷剤をセットして熱がこもらないように工夫することで、なんとか乗り切りました。このひと手間が必要だった点は、購入前に知っておいてほしい正直なデメリットです。
まとめ:Joie Gemmは「最高の1年間」を約束する相棒だ!
Joie Gemmのレビュー、いかがでしたか?
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 車なし育児の救世主: Gemmは、カーシェアやタクシーを多用する都市型ライフスタイルに最適化されている。
- ベビーキャリー機能が神: トラベルシステム非対応でも、赤ちゃんを起こさずに車と家を移動できるだけで非常に便利。
- シートベルト固定で十分戦える: 慣れれば素早く固定でき、どんな車にも対応できる汎用性が魅力。
- 短期集中型と割り切る: 使用期間は1年~1年半と短いが、その期間の利便性は圧倒的。レンタルも賢い選択肢。
- 弱点も理解する: 夏の背中汗対策など、少し工夫が必要な場面もある。
確かにGemmは完璧なチャイルドシートではありません。しかし、「車を持たない都市部の親」という特定のライフスタイルにおいては、これ以上ない最適解だと、僕は断言します。
ちなみに、このGemmを卒業した後、我が家では一番の不満点だった「背中の汗問題」を解決すべく、より通気性の良いモデルを探し、最終的にサイベックスのPallas(パラス)シリーズに移行しました。こちらも長く使えて安全性も高い、素晴らしいチャイルドシートですよ。

この記事が、あなたのベビーシート選びの助けになれば、攻略パパとしてこれほど嬉しいことはありません。
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